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こんにちは、はたぴょんです。
2008年になりましたね。和暦は平成20年です。平成になってもう20年も経つのですね。何か大きな区切りとなる年になりそうな気がします。
さてさて、今回からLinuxのコマンド操作について学んでいきます。では早速、KNOPPIXを起動しターミナルを立ち上げて下さい。
http://www.phppro.jp/school/linux/vol3/1
ターミナルは、Linuxのコマンド入力を行う画面です。ターミナルには次のような文字が表示されています。
knoppix@knoppix:~$
これはプロンプトというもので、Linuxコマンドが入力可能な状態であることを表しています。プロンプトが表示されていない状態ではコマンド入力はできません。
このプロンプトは多くの情報を持っています。
まず、@マークの前のknoppixは、ログインしているユーザー名を表しています。@マークの後のknoppixはこのPCのネットワーク上でのホスト名を表しています。 : の後の「~」という記号は「チルダ」と読みます。これはカレントディレクトリの位置を表しています(カレントディレクトリについてはこの後解説しています)。
最後の「$」はユーザーの権限を表しています。「$」は一般ユーザー権限であることを表し、管理者権限を持っている場合は「#」が表示されます。
ユーザーとユーザーの切り替え
はたぴょん先生Linuxが管理するユーザーには一般ユーザーと管理ユーザーの2種類があります。KNOPPIXを起動するとknoppixユーザーで自動的にログインします。このユーザーは一般ユーザーです。Linuxの管理ユーザーにはrootというユーザーが存在します。rootユーザーはLinux上で全ての操作を行うことができます。例えばアプリケーションのインストールはrootユーザーにしかできません。
ターミナル上では、一時的にユーザーを切り替えることが可能です。例えばシステムの設定を変更するために一時的にrootユーザーになることができます。もちろん、切り替え時にパスワードによる認証は必要です。
rootユーザーへの切り替えは次のコマンドで行います。
su -
KNOPPIXでは、すぐにユーザーが切り替わりますが、通常のLinuxではパスワードを要求されます。
ユーザーが切り替わったら、プロンプトを確認して下さい。
root@knoppix:~#
@マークの前がrootに変わっています。ユーザーがknoppixからrootに切り替わったことを表しています。また右側の「$」が「#」に変わっています。これはrootユーザーが管理者権限を持っていることを表しています。
元のユーザーに戻るためにはexitコマンドを使います。